「そうなると“タマゴが先かニワトリが先か”の話になっちゃうよ。」
などと言う人がいます。
最近の学者の見解は、「卵が先」という意見がある。
(英AP通信を引用)
ニワトリが先か、卵か先か―。
学者から酒場の酔客まで悩ませ続けてきたこの“命題”に、英国の遺伝子専門家と哲学者、養鶏家の3人が結論を下した。
ノッティンガム大のブルック・フィールド教授(進化遺伝子学)らによると、生物が生きている間に遺伝物質が変化することはなく、ニワトリ以外の鳥が途中でニワトリになることはあり得ない。
このためニワトリ以外の鳥が産んだ卵が、突然変異でニワトリの特性を備えた卵になった、と結論づけたという。
上記の説明だと、私は、「ニワトリが先」の様な気がします。
ある鳥が生まれて成長して、後に「ニワトリ」と呼ばれるようになったとしても、
その卵時代は、やっぱりそのある種の鳥の卵なんですよ。
しかしですね。私は、思います。
そこは、迷うところじゃないと。
「タマゴが先かニワトリが先か」なんて議論は、
所詮、鳥類間の話です。
もっとも難しいタイミングは、
卵を産まない哺乳類が誕生した時です。
卵を産む哺乳類「カモノハシ」という珍種もいますが、
基本的に、哺乳類は、卵を産みません。
そんな哺乳類の誕生の瞬間こそ、
議論すべきです。
ですから、次からは、「タマゴが先かニワトリが先か」と言う時には、
「“タマゴ”が先か、“一見ネズミのような哺乳類の祖先の誕生”が先か」
と言う様にしましょう。
# by zbat4481 | 2009-05-09 07:56 | DA WORLD