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加納さんの屈辱?

現在、私は、ひげを剃る時に、剃刀を使っています。
(当り前ですが、電動カミソリじゃないという意味です。)
今使ってるのは、シック社のクアトロという4枚刃のものです。
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昔は、2枚刃が長らく主流でしたが、ジレット社が3枚刃を出し、それが大ヒットしたのを受け、シック社が、4枚刃を販売しました。
私も、なんとなくその戦略にはまり、3枚刃から4枚刃に変更しました。

そして、また、ジレット社が、「Fusion」という5枚刃を販売しました。
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これは、完全に枚数を競う企業間の抗争に発展しています。
枚数が増えるのはいいのですが、替刃の金額も高くなっていて、結構、買い足しの時に、躊躇しようになります。

ドラッグストアの店頭で、

「4枚刃は、たけぇ~んだっ!」

って、世界陸上の時の織田裕二みたいなテンションになってしまいます。

そのうち、20枚刃なんて出て、ほっぺたくらいの大きさで、
「1回のストロークで、20回分剃れる。」
なんて、宣伝しそうですね。
間違いなく、肌は、カミソリ負けして、ぼろぼろになるでしょう。

このような、「数が多いもん勝ち」みたいな市場競争、「数のインフレスパイラル」は、これまでも、たまに発生してました。

1975年にF-1において、画期的なマシーンが開発されます。
ティレルの6輪車です。
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子供心に、タイヤの数でインパクトを受け、カッコいいと思った子供は、私だけではなかったはずです。

そして、それを受けて、アニメ「グランプリの鷹」の劇中で、主人公が、夢のF-1カー「トドロキスペシャルT-3」という、“8輪車”に乗ります。
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現実世界では、整備の手間と、車重の増加などから、ティレルの6輪車も、姿を消します。
個人の意見では、理屈や性能を無視すれば、カッコいいのではないでしょうか?

それから、35-40歳くらいの方は、覚えてると思いますが、小学生の時「多面筆箱」なんてのも流行りましたね。
4面―>6面―>10面・・・と、どんどん筆箱の収納扉の数が増えていき、小学生たちも、面数が多い方が偉い、みたいな気風になっていました。

私も、10面筆箱を持っていたのですが、面数確保に伴って、体積も大きくなり、もう重箱のようになってまして、ランドセルの半分は、筆箱になっていました。

結局、この「多面筆箱」の不毛な競争は、いつしか終わり、その反動で、その後しばらくは、シンプルな「カンペンケース」の時代が続きます。

なんか最後の方は、昔のTV番組「カノッサの屈辱」みたいになってしまいました。
タイトルの意味分かります?

by zbat4481 | 2007-10-28 01:12 | DA WORLD  

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